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VISION

Open-Clothesという信念

「Open-Clothes」(オープンクローズ)とは、「60億人に 60億通りのファッション」をテーマに、衣服に関わる全ての人の知識や技術によって全く新しい「開かれた衣環境」の実現を目指すプロジェクトの名前であり、また活動の信念でもあります。

プロジェクトの始まりは、「6本指の男」の話をある雑誌で見つけたことに大きく影響されています。それは、実際に両手の指がそれぞれ 6本ずつある男性へのインタビュー記事で、彼はこう言っていました。「指が 6本あっても人生幸せだぜ、手袋が無いことを除けばね(笑)」。

はたしてそれでよいのでしょうか。現在の市場では、多数派をターゲットに企画され、やがて廃棄される大量生産の商品が溢れています。その一方で、6 本指の手袋のような、マーケットリサーチから外れたミクロの要求を実現できていません。私たちは、多様な体型やライフスタイルを持つ全ての人が、それぞれ心から満足できる衣服を手に入れられるべきだと考えています。

ソフトウェアの世界では近年「Open Source」として知られるように、従来「企業秘密」として表に出ることがなかったような情報を公開するビジネスモデルが登場しました。生産者と消費者の一元的な構図ではなく、ソフトウェアを利用するユーザ自身がコミュニティを形成して開発過程に関わっています。プログラムをオープンにすることで「ただ乗り」されるリスクが考えられますが、むしろコミュニティを形成する多くのボランティアの力でソフトウェアは柔軟に開発され、全く新しい市場を開拓して巨大なビジネスとなっています。

つまり、情報をオープンにすることで新しい市場が生まれること、たとえ一人ひとりの力は弱くとも、ユーザ自身のコミュニティは企業を凌ぐ大きな力となることが実証されたのです。

ファッションに話を戻すと、その主役は衣服を身に着ける全ての人であり、体型的特徴や趣味・嗜好もまさに「60億通り」です。上述のように、既存のファッション産業で提供される選択肢が着る人の多様なニーズやライフスタイルに適応できていないのであれば、新たな生産・流通体系が必要なのではないでしょうか。 またその際、「Open Source」の例で見たように、一部のアパレル企業に閉ざされるのではなく、ファッションに関わる全ての人に開かれたコミュニティが大きな力となるでしょう。例えば日本では、現在 1年間に約 50,000人の縫製従事者が職を失っていると言い、自分の技能を活かして新たに働ける仕事やボランティアを求めています。

Open-Clothesの目指すファッションは、ごく一部の人に限られたモードではなく、また逆に画一化でもありません。

衣服に関わる全ての人にとって「衣環境」をオープンにすること。コミュニティの知識や技術により「60億人に 60億通りのファッション」を実現すること。それがOpen-Clothesです。

2001年 3月 Open-Clothes 代表 新井正樹